アメリカに住む100歳の女性が、飛行機でのチェックイン時にあるトラブルに巻き込まれ、話題を呼んでいます 。
アメリカ・フロリダ州に住む女性の訴えが、ネットで話題を呼んでいます。
インスタグラムに動画を投稿したのは、御年101歳を迎えるミルドレッドさん。飛行機でチェックインをする際、まさかのトラブルに巻き込まれてしまったと話します 。
「 5月にニューヨークに行かなければいけません。私は旅行代理店の仕事をしているので、航空券を自分で発券することができます。もしくは直接、航空会社に問い合わせることもできます 」
「 ( 旅券のオンラインチェックインをしようとして)年齢を入れるセクションがあるのですが、生年月日のそれぞれ下2桁のみが入力できる仕様でした 」
「 私は1923年生まれなので、生まれ年のところに『23』と入力しました。そしたら、私は自動的に『非同伴小児』(=お子さま一人旅)に分類されてしまったんです 」
ミルドレッドさんが利用した航空会社では、1923年生まれの人が飛行機を利用する想定はされておらず、23年を入力すると、自動的に「2023年生まれ」に変換されてしまったそう。ミルドレッドさんは、冗談まじりにこう続けました 。
「 空港に行けば、おそらく(カウンター業務の)監督者を呼ばなければいけないし、保安検査場の通過も、誰かの付き添いが必要になるでしょう 」
「 しかも、この修正方法を誰も知らないというんです。何か方法があるはずなのに … 」
投稿のキャプションで、ミルドレッドさんの娘ゲイルさんが補足の情報をつづっています。
「 航空会社と旅行代理店、どちらの監督者にも問い合わせました。ですが、何もできないと言われました。なぜなら、オンライン、コンピューター上のシステムでそう設定されているからと … 」
「 これっておかしくないですか?年齢が3桁を超える人たちは、飛行機に乗ったり、旅行をすることを想定していないのでしょうか ? 」
アメリカの数ある航空会社の中でも、デルタ航空をよく利用するという2人。
娘のゲイルさんは、PEOPLE誌の取材に対し、航空会社に問い合わせた際のエピソードを告白。担当者に「『入力を間違えたんじゃないんですか?』と言われ、大変憤りを感じた」と話しました 。
米デルタ航空は、PEOPLE誌の問い合わせに、業界全体で古いバックエンドシステムを共有しているため、カスタマーの生年月日は2桁でしか入力できないと説明しています 。
同様の事例は、米アメリカン航空でも起きています。BBCは4月、1922年生まれの女性が娘と飛行機に搭乗した際、誤って2022年生まれの「乳児」としてチェックインされたと報じています 。