最終的に女性はシャツを羽織り、搭乗を許された。女性はデルタ航空に方針の変更を求めている 。

ゴールデンウィーク中にぜひ読んでほしい、2024年前半に読まれた記事を紹介しています(初出:4月6日 ) 。

ブラジャーを着用していないことを理由に、デルタ航空便の機体から降ろされたというアメリカ人女性が3月28日、記者会見を開き、同社に方針の変更を求めた 。

Article image

ニューヨークを拠点にDJや歌手として活動するリサ・アーチボルドさんは今年1月、ソルトレイクシティからサンフランシスコに向かう便に搭乗した。

アーチボルドさんは、ブラジャーを着けずに、ゆったりとした白いTシャツを着ていた。ニュージーランド・ヘラルド紙によると、アーチボルドさんはゲートで服装に関して冷ややかな反応を受け、スタッフと「とても異様な」会話をしたそうだが、搭乗できたため「あまり深く考えていなかった」という 。

ところが着席後、乗務員に声をかけられ、飛行機から降りるよう指示された 。

アーチボルトさんは、服装が「不快」で「露出が多すぎる」と言われたと語った。最終的に、腰に巻いていたシャツを上から羽織り、搭乗を許可された 。

オウムが水槽の上にいる。

アーチボルドさんは、この時の出来事をXに投稿している。ポストはデルタ航空に宛てられた。

@DeltaI was pull up from a delta flight for not wearing a bandeau . The gate attendant waited until the entire planer was seat , then asked to mouth to me in camera and escorted me off the planing machine , like a criminal . I was told “ the official policy of@Deltais that woman must cover up”pic.twitter.com/NuxiCrYf90

デルタ航空は、乗客に対して服装規定は設けていない。しかしアメリカの運送約款によると、乗客の「行動、服装、衛生状態、匂いが他の乗客に不快感を与えたり、迷惑をかけたりする」場合、その乗客の搭乗を拒否する権利がある 。

アーチボルドさんは声明で「標的にされ、屈辱を受けた」と述べている 。

手に持たれた航空機のインターホンと機内の座席の通路。

クィアであると公表しているアーチボルドさんは「私は普通の男性が着るような服を着ていた」「彼女(スタッフ)が考える『女がするべき服装』をしていなかった私を罰するための、見世物のような行為だと感じた」と非難した 。

NBCニュースによると、アーチボルドさんと弁護士は、デルタ航空を相手取って訴訟を起こすつもりはないものの、方針の変更と社長との面会を求めている 。

同社はNBCの取材に対し、1月にアーチボルトさんに謝罪のため連絡したと明かした 。

左側: ニコール・キッドマンがゴールドのドレスを着てレッドカーペットに立つ。右側: 人物2名、顔はぼかされて識別不可。

関連記事を読む